オリエントの河のほとりへ
| はじめに メソポタミアが古代文明の発祥地であり、はじめて文字が発明された土地であることはよく知られています。しかしそのわりには、メソポタミア文明という川のゆくえはあまり知られていないのではないでしょうか。 わたしたちはつい、旧約聖書や、ギリシャ神話をそれぞれひとつの源流に据えてしまいがちです。しかし、さらにその先をさかのぼれば、すくなくともその流れのひとつは、メソポタミアの地に至るのですね。メソポタミアの言葉や宗教は、大きな流れとなってセム族の宗教やギリシャの文明に入り込んでいったらしいのです。 ここにご紹介するのは、2001年暮れから2002年のはじめにかけて、翻訳フォーラム・ウェブ掲示板四号会議室「文化雑学考」に書き込んだものです。「欧米文化とツタンカーメン」はSakinoさんの記事ですが、ご本人の了解を得て、ここにご紹介させていただきます。 なにぶんテーマが壮大ですので、これから発展しうる芽がたくさん含まれていると思います。のんびりぼちぼち、書き加えていきたいと思っています。 |
 Assirian protective spirit carrying a goat and an ear of corn |
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