学生の専攻分布
2003.2.10.
□:この一年間(2002年度)の授業で「文理(二つの文化)」の壁を超える努力を共にした諸君。
| 学科 | 1年 | 2年 | 3年 | 4年 | 計 |
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| 心理学科 | 9 | 4 | 1 | 1 | 15 |
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| 哲学科 | 8 | 1 | 1 | 0 | 10 |
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| 日本文学科 | 8 | 1 | 0 | 0 | 9 |
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| 数学科 | 0 | 6 | 0 | 1 | 7 |
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| 経営学科 | 0 | 6 | 0 | 1 | 6 |
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| 独文学科 | 1 | 1 | 0 | 0 | 3 |
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| 英米文学科 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 |
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| 経済学科 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 |
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| 史学科 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
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| 法学(*) | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
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| 計 | 27 | 20 | 5 | 4 | 総計56名 |
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(*)早大(5大学間交流)
(出席率 80〜75％(?))
最後のQ&A
毎回の授業に関するQ&Aプリント(学生に配るもの)は実に興味深い内容ですが、ここではひとつだけ、年間を通じた授業に対する学生の感想と、それに対する国府田先生のコメントを例として挙げたいと思います。(DELPHICA)
2003.2.10.
□：前記・後期の授業を通して
Ｑ(感想)：
- 私にはQ&AやOHPについて、あまり深くは分からなくて、話を聞いているだけで精一杯でしたが、ミニテストは毎週興味深く、科学について考えるよい契機となっていました。(AKさん)
- 今までの授業で、私には難しくて理解できないこともありましたが、この授業を受ける前よりは、視野が拡がり、考え方も変われたと思います。理系の専門的すぎる問題についてだけでなく、違った側面での説明で、とても興味深かったです。(ISさん)
- 宇宙(特にビッグバン)の分野に今までて一番興味を持った。今回でこの授業は最後ですが、物理学を始めとする科学全般に興味をもつ良いきっかけになったと思う。自分の専攻分野だけではなく、科学にも興味をもって接していきたいと思う。(OKくん)
- 文系の学科(経営)に進学したため、理系分野に触れる機会がありませんでした。高校の時は途中まで理系だったので、なんとか授業についていくことができました。本当に、数式なしの説明で科学、物理学を教えるという先生の手法はすごいと思います。内容も日々の生活との接点も交えながらの講義でしたので面白かったです。(KWくん)
- 今回で最後、過ぎてみれば１年は早いものだなと感じました。(STくん）
- この授業で、様々なことを知ることができてよかったです。(SKくん)
- この授業は１年間を通して、本当に内容の濃いものだったと思います。授業で貰ったプリントを読み直すことが大切だと感じました(SRくん)
- 敬遠していた物理に気軽に触れられたし、色々、探求心も湧いたりで楽しかったです。授業で借りた本「面白くても理科」は本当にタメになりましたし…。(SNくん)
- 最後のソリトン、フラクタル、カオスなど複雑系科学と華厳思想との類似の話、それと、科学者の良心についての話がとても興味深かった。我々、人間がたどり着ける「真」は誰にとっても同じなのだろうか？ それに客観性もあるにしても、主観的真理になりうるのではないだろうか…？ １年間、よく分からない場所も多く、それはただ聞いているだけでしたが、それでも文系世界の中にドップリはまっている私が、違う世界でいろいろな物事を見ることができました。そして、文理の壁を超えた何か普遍的なもの、共通するものを感じることができました。得たものが多い授業でした。(TKさん)
- Q&A、毎回、面白かったです。１年間どうもありがとうございました。(TTさん)
- この授業を通して、内容のみならず、よく考えるようになりました。「考える力」がついたと思います。(NKくん)
- 今日でこの授業が終わりかと思うと、すごく淋しい気がします。Q&Aを通してクラスのいろいろな人達の意見が聞けたことも、とても為になりました。Q&A資料は、これからも大切に読み返したいと思います。(BDさん)
- １年間の授業、とても面白かったです。特に私にとっては、毎回のミニテストがとても有意義でした。身近ではあるが、特には考えないでいる事や、また、無意識に考えることを避けているような問題を突きつけられて、考える機会が与えられたからです。「答え(正解)のない問い」に対して、自分なりの答えや考えを持つこと、またそれを求められることは、重要だと実感させてもらいました。とても有意義でした。(HRさん)
- 振り返ると、いろんなことをやってきました。Q&A、ミニテストの資料ほ本当に凄いです。(MNくん)
- 楽しく科学の話が聞けて、よかったです。(MZくん)
- この授業は内容が難しく、理解できないことも多々あったが、とりあえず、１年間を終えてみて、科学に対するオカシナ＆ﾎ見だけは、かなり取れたと感じている。それだけでも、かなり大きかったのではないかと思う。(MMくん)
- しみじみ…、最後って切ないです。時に、眠ってしまったこともあったけど、授業の話は洗剤意識的に頭に入っていると思います。無心にその妙音を聞き取っていました。来年も、この授業に参加したいないぁ…。(MYくん)
- この１年間、自分の学科の分野に限らず、文・理ともに学びたいという気になりました。(MHくん)
- 分からないことも多かったですが、多くのことを学べたと思います。非常にすばらしい講義だと思うので、ぜひ、続けて下さい！！ 特に、ミニテストには、考えさせられることが多く、大きな糧となりました。来年は、もっと広い教室でやって下さいね！！ この講義の永続と発展を願っています。(MRくん)
- この形式の授業を続けていってほしいな、と思います。(MNさん)
- 今日まで１年間ご教授頂いて、科学は文学やその他の学問と何ら変わらないのだなぁと思いました。勉強になりました。(MYくん)
- この１年を通して、特に宇宙のことについて学ぶことができたのは、自分の世界の見方が拡がった様に思えました。それは、自分の家(地球)の中(地上)だけを今まで考えていたのが、外の世界(宇宙規模)で見た自分(地球)との関係を考えることができるようになったからだと思います。(YDさん)
Ａ：もう一度(最後に)：始めがあれば終わりがある。だが、終わりは新しい始まり。この世界には恒常ということはない。唯ひとつ、確実に言えることは、今生きているこの自分(そして他者としての君達も)は必ず死ぬ存在だ≠ﾆいうこと。それぞれの限られた命の時間の中で、貴重な『一期一会』の一年間でした。正直言って、資料作りと授業の準備に追われ続けた１年でしたが、とても充実していた。こんな多種多様な本を集中的に読んだことは、これまであまり経験しなかった。今、フッサールとハイデッガーの入門書を読んでいて、哲学とはこんなに身近で面白いものか！と思っています。21世紀はたぶん「生命・人間」が学問(自然科学、人文科学、哲学)の中心課題のひとつになるでしょう。勉強には限りがない。この世界と自分と人間に対する新鮮な驚きと畏敬を失わずにいられれば…。